痛みを伴う膝関節のトラブルとは

こんにちは。
群馬県みどり市大間々町大間で痛み専門の診療をしている、「アイダ痛みのクリニック」です。

歩いていて膝がきしむように感じたり、階段を下りる時に膝が痛んだことはありませんか?

特に年齢を重ねるにつれて、膝が痛むようになることは珍しくありません。
今回は、膝の痛みを引き起こす病気についてお話しします。

膝が痛む時に考えられる病気

何度も膝が痛んだり、膝が痛み続けていたら、次のような病気かもしれません。
我慢したりあきらめずに、当院までご相談ください。

・変形性膝関節症
膝関節の軟骨がすり減ったり筋力が落ちることで、膝の関節に炎症が起こったり変形し、痛みが起こる病気です。
原因は、老化や体重が増えて膝に負担がかかる、ホルモン分泌が減って骨が変化する、などが考えられます。
最初は朝起きた時や歩く時に痛むだけですが、だんだんと痛みを感じる時間帯が増えていきます。
当院では、薬で痛みや炎症を抑え、膝の動きを滑らかにする注射をするなどの治療を行います。また、リハビリテーションや膝関節の状態を改善する治療もお受けいただけます。

・半月板損傷
膝関節の半月板にひび割れや欠けができ、膝の動きが引っかかる感じがしたり痛みが起こります。悪化すると膝に水がたまったり、急に膝が動かせなくなったり、激痛が起こることもあります。
半月板は加齢によって傷つきやすくなります。また、スポーツや事故などで強い力がかかっても半月板を傷めることがあります。
痛みがつきものですので、抗炎症剤や鎮痛剤で痛みを抑え、リハビリテーションも行います。サポーターやテーピングで患部を固定することも大切です。重症な場合は、手術も行われます。

・膝靭帯損傷
膝の関節をつないで安定させている靭帯が傷ついた状態です。事故やスポーツで靭帯に強い力がかかったり衝撃を受けることで起こることがほとんどです。
少し傷ついた程度であれば一時的に痛むだけで、だんだんと痛みが落ち着いていきます。
ところが、靭帯が完全に切れてしまうと、激しい痛みが起こり、膝が不安定になっていきます。そのまま放置すると、半月板損傷や軟骨損傷なども引き起こしてしまいます。
軽い損傷の場合は、ギプスやサポーターをつけて安静にすることで治ります。
靭帯が切れてしまった場合は、膝のまわりの腱を切り取って靭帯の代わりにする手術が必要です。手術後はリハビリテーションを行い、膝の動きを取り戻していきます。

膝が痛むと、歩き回るのもつらくなってしまいます。膝が痛んだら様子見をしないで、遠慮なくご来院ください。
原因を突き止め、症状に合った治療を行い、痛みを和らげていきましょう。